侍タイムス

去年の2月にコロナウイルスがアメリカに到達して以来、アメリカ人のドクターの中でも独自に治療法を確立していこうという熱心なドクターがいました。新型コロナウイルスに関して事前に調べていたので、それに効く薬がヒドロキシクロロキンであることはわかっていました。クロロキンがよく効くだろうことは15年前から分かっていたのです。

医学的には、風邪は「急性上気道炎/風邪症候群」という病態のことをいいます。コロナウィルスで陽性と診断されると、風邪症候群の原因ウィルスとされず、医学的には『SARS-CoV-2感染症』といい以下ここでは今後COVID19といいますが、普通の風邪症候群とは分けられます。

アメリカでこのコロナで一番有名になったのはDrファウチこそ、アンソニーファウチでしょう。しかし、彼こそがコロナウィルス研究プロジェクトをアメリカ国内から武漢ウィルス研究所に移し、補助金までねん出するよう当時のオバマ政権に働きかけていたひとなのです。武漢ウィルス研究所は彼が所長を務める国立アレルギー感染研究所から２０１４年以降、３７０万ドルの研究資金を複数年にわたって受け取っていました。しかもその研究資金提供はファウチ自身が後押ししたこともわかっています。

武漢ウィルス上陸初期、それほどまだ感染者がいないときには、日本ではなかなかPCR検査をさせてもらえないといった報道がなされていました。　日本で感染者が少ないのは、検査の数を減らしているからで、潜在的な感染者は今の何倍、何十倍もいるといった報道がなされていたのを覚えていますか？　では検査の数を減らしていて、日本で爆発的な感染は起きたでしょうか？ 今、簡易検査が市場に出回ってきて、あちこちで気軽にPCR検査ができるようになりました。そしてその結果、感染者の数も増えました。では、そもそもPCR検査とはどんな検査なのでしょうか？